5月末頃からスーパーなどの店頭に並ぶものといえば,「青梅」!そしてその隣には氷砂糖と瓶も山積みになっていることが多いですよね。実は5月末から6月にかけては梅酒作りのシーズンでもあります。
あなたは梅酒の賞味期限について考えた事はありますか?
田舎に行くと梅酒を作るご家庭も多いと思うのですが、手作りや飲みかけの梅酒だと賞味期限が変わるのか?というのは気になりますよね。
さすがに昨年の梅酒は大丈夫だと思うのですが,いつのかわからない梅酒だと色も濃いですし、梅も黒かったりしますので大丈夫なの!?って思いますよね。
そこでここでは梅酒の賞味期限についてご紹介したいと思います。
手作りの自家製梅酒の賞味期限は?
〇賞味期限と消費期限の違いは?
まず,賞味期限と消費期限というものがありますよね?違いはご存じですか?
賞味期限:おいしく食べることができる期限
消費期限:期限が過ぎたら食べない方が良いという期限
もちろんどちらも,未開封で指示された保存方法で保存した場合です。
〇:手作りの自家製梅酒の賞味期限は?
では自家製の梅酒の賞味期限は?というと…
賞味期限はあるけど,消費期限はないそうです。
自家製や市販品の梅酒だけではなく,酒類すべてにおいて賞味期限あり,消費期限はなしだそうです。よくワインでも〇年物ってありますよね?
新物が好きな場合もあれば,年代物が好みということも。お酒というものは熟成していくため,味に変化が生じます。そのため,おいしく食べる・飲むことができる期限と言われれば梅酒にはも賞味期限はあります。
一般的には2年が目安だそうです。
しかし,飲めないのか?というと飲めなくはないので消費期限はないということです。もちろんこれは飲みかけではない場合に限るそうです。ただし,
- 明らかに異臭がしたり
- お酢のような酸っぱい臭いや味がある
- 何か浮いていたり
- 泡立っている
- 濁っている
- カビが生えている
上記の場合は飲まない方が賢明です。
また,CHOYAのHPによると,
「6ヶ月で風味よく飲めますが、一年ぐらいねかせておくと、一層美味しくなります。※2年以上熟成させたい時は1年で梅の実を取り出してから熟成を続けて下さい。」
引用元:チョーヤ
この様に書かれていることから、梅の実を取り出すことで2年以上は大丈夫だと言えるはずです。
飲みかけの梅酒の賞味期限は?
それでは飲みかけの梅酒の賞味期限はどうでしょうか。自家製梅酒ってほとんどの場合が飲みかけになるはずです。
実は市販の梅酒の場合,容器によって異なります。一般的には、
- 瓶容器:冷蔵で開封後1~2年程度
- 紙パック:冷蔵で開封後半年から10か月程度
この様に言われています。
これはパッケージに記載されていると思うので,確認する様にしてみて下さい。開封するとやっぱりの見切りまでの期間がぐんと短くなってしまいますね。
これは理由があって、空気に触れてアルコールが蒸発したり,雑菌が入ってしまったりすることが影響します。
では、自家製の梅酒はどうでしょう。自家製の梅酒はホワイトリカーを使用するとアルコール度数35度程度です。
漬けていくうちに度数は下がりますがそれでも20度前後だそうです。ちなみにワインは12度前後なので,自家製梅酒のほうが高いですね。アルコール度数が高いということは,劣化しにくいということなので,飲みかけであってもすぐに飲めないというわけではありません。
つまり,自家製であっても保存状態が良く,明らかな劣化がなければ熟成していくだけで消費期限はなく,
賞味期限は2年程度と言えそうです。
未開封時とあまり変わらないイメージですね^^
ただし,この場合も飲まない方が良い基準は先ほどと同じ,見た目,におい,味に異変があるときです。
梅酒は常温で飲むもの?それとも冷やして飲む?
梅酒を作った方は分かると思いますが,梅酒って瓶で作って,流しやコンロ下,または押入れに保存していませんか?
我が家は流し下ですが,以前テレビで押入れから梅酒の瓶が大量に出てきて飲めるかどうか確かめたい!というものを観ました。
流しやコンロ下,押入れというのは冷暗所であり,温度変化があまりありません。梅酒は直射日光NGです。市販の瓶も透明ではないですよね。そのため,梅酒は基本的に常温保存されています。
冷蔵庫では温度が低く熟成されにくいそうです。
常温保存されているので,梅酒自体は常温です。飲む際,冷たく飲みたい場合は,ロックの場合はグラスをあらかじめ冷やして,大きな氷を利用しますよね。また,ソーダやジュースで割る場合は氷と割る飲み物を冷やしておきます。
どちらかといえば,自家製の梅酒自体を冷やして飲むことはあまりまりませんよね。しかし,冷蔵庫で冷やすことがNGというわけではないので,容器が入れば冷やしても良いようです。
ある程度熟成が進んでいれば冷蔵庫で保管もOKですよ。
梅酒の保存でペットボトルはあり?なし?
梅酒を作る際,ガラスの瓶を使用することが多いと思います。青梅と並べて売っていますしね。でもあれって重いし,場所も取るし,冷蔵庫にも入れにくいですよね。手軽にペットボトルで保存できれば冷蔵庫で冷やしておくことも出来ますよね。
実は短期間で保存する場合なら,ペットボトルでもOKなようです。ただし、ペットボトルで梅酒を作ったり,長期間熟成するには向かないそうです。
その理由としては,
- ペットボトルなどプラスチックは空気を通すため密閉できない
- プラスチックのにおいが梅酒に移ることもある
- アルコールでペットボトル自体が溶けてしまう
などです。アルコール消毒液でも,使える容器とそうでない容器がありますもんね。
まとめ
今回は梅酒の賞味期限っていつまでなのか、そして手作りや飲みかけで変わるものなのかについてご紹介しました。
梅酒はアルコール度数が高いため,自家製梅酒は半永久的に楽しめそうですね。子供が生まれたときにつけたものをプレゼントするご家庭の話を聞いたことがあって,30年物だそうです。
それでも保存状態が良ければおいしく頂けるそうです。
梅酒を漬けるとき,容器をきちんと消毒し,衛生面にかなり気を遣いますもんね。これを守れば,いろいろな味の梅酒が楽しめそうですね。
メーカーさんには叱られるかもですが、普通の三温糖を使っても氷砂糖を使っても味にはほとんど差は感じられず、しいてその違いは?と言われれば、氷砂糖を使ったもののほうがほんの僅かにキレイでした。実は氷砂糖よりも普通の三温糖の方が溶けやすく、しかもお安いですのでおススメなんです。(メーカーさんにはないしょです💦)
出来上がったけど薄めてもとても甘すぎて飲めなかった…というお声をたくさん沢山今まで耳にしてきた事もあり、まずはレシピ本などに記載された量の半分で試して、召し上がる前に甘さをお好みにお砂糖を加えるなどして調整なさることをおススメします。